“RUN” それは魔法の言葉

私とコンピュータの思い出を、だらだらと綴ります。最近はHSP3でのゲーム作り日記です

12.クラスメイトが持っていたパソコン(MSX)

ファミコンのように、カートリッジでゲームが提供されているパソコンが、Kの家にあった。
これが、シリーズ終焉まで付き合った一番思い入れの深いパソコン MSX との出会いだった。

MSXは、パソコンの規格名で、アスキーマイクロソフトが提唱したもの。
各家電メーカーがMSX規格のパソコンを販売していた。
松下(現パナソニック)、ソニー三菱電機、ビクター、三洋電機東芝ヤマハ富士通、パイオニアと、多種多様なメーカーから、そのメーカーの特色を持った機種が販売されていた。

友人K宅にあったMSXがどのメーカーのものか忘れたが、遊んだゲームはアクション性が高く、ファミコンに近かった。

まず他のパソコンと違って、本体価格が安め(おおむね10万円以下)だったのと、専用モニタではなく、コンポジットケーブルで家庭用テレビに繋げて使うことができた。
そして、別売りのジョイスティックを2つ繋げることができたので、今までキーボードで遊んでいたパソコンゲームを、ファミコンのようなコントローラで遊べたのだ。

欲しかったPC-88などは、本体だけで価格が20万円前後で、バイトもできない小・中学生では、親が買うしかなかった。
MSXなら、お年玉を貯めたら手が届くぐらいの価格帯。
しかも、ゲームが、コナミナムコからも発売されており、とても魅力的だった。
PB-300も楽しかったのだが、やはりテレビに映し出される躍動するキャラクターや、楽しいゲームをプレイしてしまうと、MSXが欲しくてたまらなくなった。

余りにも長い時間遊んでいたため、K宅にはだいぶ迷惑をかけたなぁ。