“RUN” それは魔法の言葉

私とコンピュータの思い出を、だらだらと綴ります。最近はHSP3でのゲーム作り日記です

35.MSX turboRを買った(パナソニック FS-A1ST)

高専では修学旅行の代わりに、5年生のときに会社訪問をする。
電子系の学科だったので、ソニー富士通に行った。ソニーでは発売直前のMD初号機を見せてもらったり、富士通では言語認識して自動的にテキストに起こすソフトのデモを見たりした。
会社訪問が終わったら、東京で現地解散。その間下級生は試験期間中なので、それが終わるまでに帰ってくればよかった。
もちろん東京観光も楽しみだったが、一番の目的は秋葉原!中古のMSX turboRを買うつもりで来た。

中古PCを扱っている店舗をいくつかめぐって、本体のみ箱なしのこいつを購入。
重たい本体を抱えながら、寝台列車で帰ってきたのは良き思い出♪
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最後のMSX規格のturboRは、アスキー製の16ビットCPUのR800を搭載しており、今までのMSXの倍のクロックスピードで動く。
プログラムの実行速度は、平均10倍高速になるという、夢のようなマシンだった。

<余談>
当時の秋葉原は、まだメイド喫茶もなく、純粋にパソコンやそのソフト、電子工作の部品を見るような街だった。
ふらっと裏道に入ると、マニアックな店がたくさん並んでいた。
関東に就職してからは、毎週のように遊びに行っていたなぁ。