“RUN” それは魔法の言葉

私とコンピュータの思い出を、だらだらと綴ります。最近はHSP3でのゲーム作り日記です

38.インターネットの衝撃

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会社に入って、Macに出会ったことよりも、もっと衝撃的な出会いがあった。
そう、インターネットだ。

今でこそ、あるのが当たり前のインターネットだけど、当時はパソコン通信と呼ばれる、電話回線を使って特定の業者が運用しているBBS(掲示板)などに書き込む、文字情報のみ、しかもクローズドな環境しかなかった。
そこに登場したインターネット。全く違う世界がそこには広がっていた。
パソコン通信と同じように、モデムという機械に電話回線をつないで、プロバイダーと接続する。「Mosaic」というブラウザを起動して、URLと呼ばれるアドレスを入力すると、ホームページが表示される。
当時はyahooもgoogleもできる前。大学の研究所がリンク一覧を作っていて、そこからいろんなサイトをたどっていった。
この時の会社の上司には、先見の明があったので、インターネットを仕事に利用できないかと画策、会社経費でバンバン、ネットサーフィン出来た。

取引先にデモで見せていたのは、ホワイトハウスのページ。ホワイトハウスの中をリンクをクリックしながら紹介するような内容だったと思う。
HTMLも、タグで開始して閉じるという、ある意味プログラム言語的な考え方だったので、すんなりと入ってきた。
表現力という意味では、対応しているのは文字のサイズと画像ぐらいしかなく、公開されているページはお世辞にもカッコよくはなかった。

そしてしばらくすると、ブラウザ「NetScape」が現れて、拡張されたHTMLとも相まって、デザインされた綺麗でカッコイイページが出てくるようになった。
この後、今でもかろうじて現役なInternet Explorerが現れ、し烈なブラウザ戦争が始まったのだった。