今ではスマホがあるから普通だけど、いわゆる「デジタルガジェット」と呼ばれていた携帯型のIT機器が大好きだった。
これから数回に渡って、過去購入して使ってきたデジタルガジェットについて書いてみる。
スマートフォンなんて言葉は当然ないし、ノートパソコンも3kg以上と超重量級だったころ。スケジュール管理やメモは、システム手帳を使っていた。
それを置き換えるように「電子手帳」なる製品が登場したが、電卓に毛が生えたような代物だった。
それを打破したのは、PDAと呼ばれるジャンルの製品。パーム社のPlamや、アップルのNewtonといった海外製品がメインだった。
日本語は使えるようになっていたものの、やっぱり日本製じゃないことで買うのを躊躇していた。
そこに登場したのは、Pocket PCをOSとして搭載したカシオのカシオペアだった。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0115/casio.htm
こいつはマイクロソフトがOS提供していたので、「ポケット」と頭に付くものの、IEやExcel、Wordが使えた。
拡張スロットとして、今は見ることが無くなったコンパクトフラッシュ(CF)規格のスロットがあり、PHSの通信カード(当時はドコモのP-in Comp@ctが人気だった)を挿して、外出先でもインターネットができたのだった。
意気揚々と使ってみたものの、IEは互換性が乏しく、まともにサイトが見れない、スピードがもっさりでExcelも閲覧するのがメインだったりと、とても仕事できるような代物ではなかった…