“RUN” それは魔法の言葉

私とコンピュータの思い出を、だらだらと綴ります。最近はHSP3でのゲーム作り日記です

憧れだったコンピュータ達:6.X68000(シャープ)

今回の憧コンは、誰もが欲しかったと思う、シャープのX68000

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X68000は、FM-77AVのような度肝の抜き方とは違っていた。まさかの移植版グラディウスの同梱!
そのレーザーは長く、美しく、グラフィックも完全移植(と当時は思っていた。結構移植としてはだめな部類らしい)。

MSXと同じようにスプライト機能があり、背景に使えるBGも複数あったりと、アーケードゲームを完全移植できる唯一のスペックを備えたパソコンだった。
その名称にも使われている通り、CPUはモトローラの68000。メガドライブでもメインCPUとして使われていた。

その後マイコンソフトやその他メーカーから発売された数々のアーケード移植作品のクオリティの高さには舌を巻いた。
完全移植ではないが、あのスピード感をばっちり再現したマイコンソフトの「アフターバーナーII」や、本家コナミが移植した「グラディウスII」。のちにサターンやプレステで発売されたグラディウスDXパックの移植を見るまでは最高峰だった。
オリジナルゲームもすごかった。
ベーマガに、PC-8001R-TYPEなどを再現した「N-TYPE」などのゲームを投稿していた神プログラマー「Bug太郎」氏が、ウルフチームに入社してオリジナルシューティングゲームの「ソルフィース」を出したり、ズームというメーカーからは、アクションゲームの「ジェノサイド」や、F1レースゲームの「OVER TAKE」のような良作が次々と発売された。

ゲームばかりではなく、筐体のデザインもスタイリッシュだった。マンハッタンシェイプと呼ばれる二つのタワー形状からなるデザインは、すごくカッコよかった。今でもPCのケースとして改造していたりするものをネットで見かける。また、小型プラモデルが発売されて、ラズパイ用のケースになったりしてた。
社会人になって、買えないことも無かったが、このころはセガサターンプレイステーションが発売されており、バーチャファイターが遊べて、お値段5万円ちょっとのサターンがあれば良くなっていた。