今回の思い出のゲームは、体感レースゲームの「デイトナUSA」。
ポリゴンによるレースゲームは、セガのバーチャレーシング、ナムコのウイニングランが登場していたが、どちらもソリッドで荒いポリゴン表示。
いわゆるカクカクな画面だった。
そのあと登場したのが、このデイトナUSA。アメリカではどメジャーなモータースポーツの「NASCAR」をモチーフにしたレースゲーム。あまりの進化に度肝を抜かれた。
基盤はMODEL2というコードネームのもので、バーチャ2や、セガラリー1にも使われていたもの。
カクカクだったポリゴン面に、テクスチャと呼ばれる画像を貼りつけることができる。たったこれだけなのだが、岩肌は岩に見え、路面もただの面ではなくて道路になる。なにより、車のウィンドウに雲が流れるのがスゲーっと思っていた。
そして、敵車の数。初級のオーバルコースは、おそらく背景のオブジェクトを少なくできるので、同時に40台の車とレースできる。
中級、上級では減るのだが、それでも迫力はすごかった。
また、ドリフトも楽しいゲームだった。Hパターンのシフトを4→1→4と素早くチェンジすることで、派手に車を横にするドリフトができる。
もちろん攻略に必要。ただちょっと制御が難しくて、ド派手にカウンターを当てて、盛大にお釣りをもらうという
ただ、一番のインパクトはこれだった。「でいとーなーーーぁーーーーー♪」の歌声が聞こえるデモ画面。
歌い手は、セガの社員さん、光吉猛修氏。いろんなゲームで美声を聞かせてくれる。
この迫力はたまらない。本当に記憶に残るゲームだった。
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デイトナUSAよりも先に、ナムコからは「リッジレーサー」が登場しており、こちらもテクスチャ機能が搭載されたボードで、各段にグラフィックのレベルが上がっていた時期だった。