“RUN” それは魔法の言葉

私とコンピュータの思い出を、だらだらと綴ります。最近はHSP3でのゲーム作り日記です

71.HSPでゲーム&ウォッチのファイアを作ろう その1

HSPでの記念すべき第1作目は、BASIC!で作るのを中断していた、ゲーム&ウォッチの「ファイア」を作ることにした。

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ベースとなる画像は、すでにBASIC!で作るときに切り出し済みなので流用できる。
ただ、落下人や、炎のアニメーション画像の処理が悩みどころ。
落下人の画像を、1つのPNGファイルにまとめ直して、celload命令で読み込み、celdiv命令でパターンを切り出して、celput命令で書いた方がいいのかな?作りながら考えようw

あと、BASIC!では、一度読み込んだ画像は独立したオブジェクトとして扱え、表示・非表示を切り替えられたけど、HSPではそういう処理が、スプライト機能でしかできなさそう。
正直、ゲーム&ウォッチレベルの描画量であれば、毎回画面を全部消して、書き直してもそれほど問題なさそうと判断。
まずは動かしてみることを前提にプログラムを開始した。

憧れだったコンピュータ達:4.FM-77AV(富士通)

今回の憧コンは、富士通のFM-77AV。

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https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/column/retrohard/1103851.html

なんといっても、当時としては圧倒的な同時発色4096色が売り。
色は光の3原色、RGBで表現するが、それぞれが16階調に調整できるので、16×16×16=4096。他のパソコンは16色とか、8色同時とかのレベルだった。

広告にはレイトレーシングされたCGや、取り込みした写真の画像が表示されており、それはもう実写かと。(もちろん実写レベルな訳ないけどw)
キャッチコピーが、「総、天、然、ショック。」モノクロから、カラー映画になったときに、看板などに表示されていた「総天然色」に掛かっていた。

そのグラフィック性能を生かして、同じゲームでも、88版やX1版よりグラフィックが綺麗なものが多かった。
ただ、これも20万オーバー。ゲームするだけなら主流の88の方がいいなぁとスルーしたのだった。

この後、後継機として、FM-77AV40が登場し、発色数は一気に26万色まで増加したのだが、もうそれが購買意欲をそそるキーではなくなっていた。

70.HSPをマスターしよう【Androidでプログラムを動くようにする】

HSPAndroidでも動くプログラムを作成するには、HSP3Dishと呼ばれるライブラリを使う必要がある。

このライブラリを使っていれば、後からブラウザ(JavaScript)、iOSAndroidで動くように変換ができる。
変換をするためには、HSP3Dish Helperなるアプリケーションと、いくつかのソフトのインストールをしなくてはならない。

初めてプログラムする人にとって、この環境構築が、高いハードルになりそう。
ApachプロジェクトやJava、AndroidSDKなどの外部ソフトをダウンロードして組み込まないと、Androidで動くプログラムをインストールするための、apkファイルをコンパイルできない。
個人的には当たり前のことだと思っているし、公式サイトでは、丁寧に解説はされているけど…やっぱり大変。
JavaJDKをダウンロードするのに、Oracleのアカウントを作成しなきゃならなかったのが嫌だな。

HSP3Dish Helperに各アプリのパスを登録して、ビルドするのだが、初めはうまくいかなかった。
推奨されているバージョンより上位のものだとうまくビルドできない…
試行錯誤したり、ネットで調べたりして、最終的に落ち着いた環境はこれ。
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  • JDK:Java8 (ビルド1.8.0_281-b09)
  • AndroidSDK:r25.2.5
  • AndroidNDK:r14b
  • apache-ant:1.9.15

Helper環境も整い、サンプルプログラムのブロック崩しをapkファイルに変換できた。
apkファイルは、Googleドライブ経由でスマホにインストールして、起動できた。意外とサクサク動く。

スマホで動くプログラムを作るのが最終目的なので、はじめからHSP3Dishの作法でプログラムして行こうと思う。

憧れだったコンピュータ達:3.MZ-1500(シャープ)

今回の憧れのコンピュータ、憧コンwは、シャープのMZ-1500。

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https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/column/retrohard/1085046.html

MZ-1500といえば、QDことクイックディスク搭載。
思い出の記憶媒体のエントリーでも紹介したぐらい、すごいと思っていた装置。
coro3.hatenablog.jp

当時ポケコンのプログラムは、カセットテープに記録しており、時間はかかるし、管理も大変だった。
フロッピーディスクは、高級な機種にしか付いていないし、何より小学生や中学生が、自力で買うには高すぎた。

クイックディスクは、カセットテープと同じくシーケンシャルアクセスではあるけど、比べものにならないほど高速。フロッピーディスクのようにランダムアクセス出来なくても、そりゃもう欲しくてたまらなくなったのです。
グラフィックの性能は、88やX1に比べたら劣るものの、MZ-700からはグラフィックからは格段に進化していた。
価格も88などに比べて安かったので、親にねだれないことも無かったが、運命のパソコン、MSXと出会ったので、買うことはなかった。