“RUN” それは魔法の言葉

私とコンピュータの思い出を、だらだらと綴ります。最近はHSP3でのゲーム作り日記です

3.はじめてのプログラム

PB-300には、入門書とセットになった説明本が入っていた。
手元にはとっくにないため、どんな内容だったかは知る由もないが、丁寧な本だったと思う。
それでも、小学生向けなわけもなく、難解だった。

とにかくゲームがしたい!という欲求に動かされ、巻末にあったサンプルゲームのプログラムをそのまま入力して実行することにした。
12文字×1行の液晶画面で、プログラムを入力するというのは、今考えるとよくやっていたなと思う。

プログラム言語は、当時の主流であるBASIC。ポケコンなので、かなり制約があった(と思う)
BASICのプログラムを書くには、まず行番号を入力する。
続けて命令を書いて、EXEキーを押すと、プログラムが1行が記録される。
例えば、

10 PRINT "Hello"

という感じ。
これを繰り返していくのである。

入力が終わったら、RUNモードにして、プログラムを実行する命令の“RUN”を実行する。

液晶画面に表示される Hello の文字。
たったこれだけであるが、自分で作ったものが動いたという感動は、忘れられない。