“RUN” それは魔法の言葉

私とコンピュータの思い出を、だらだらと綴ります。最近はHSP3でのゲーム作り日記です

19.マシン語の世界

ベーマガなどに掲載されたBASICのゲームを入力して遊んだが、市販のゲームに比べるとモッサリしていた。

それもそのはず。MSXをはじめとして、パソコンに搭載されていたBASICは、インタープリタ方式といって、プログラムを実行するときに、コンピュータのわかる命令である マシン語 に訳して実行していた。
マシン語に訳す処理に時間がかかる分、実行速度が遅くなる。
実行速度の速いゲームは、直接マシン語で作られていた。

アスキーが出版していた MSX ポケットバンクシリーズの「とにかく速いマシン語ゲーム集」には、マシン語で作られたゲームが掲載されており、BASICとの差を実感できた。
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マシン語はすべて0と1でできたプログラム。それを16進数にして羅列されたものを入力する。例えば、CD 00 D0とか。
BASICは、プログラムに入力ミスや、できないこと(数字をゼロで割るなど)があると、エラーを表示して停止してくれる。しかし、マシン語は1文字でも打ち間違えたら正しく動かない。最悪は「暴走」と呼ばれるパソコンが制御不能な状態になってしまう。

でも、BASICよりはるかに高速で動作するマシン語にとても惹かれていった。
マシン語でのプログラムについては、別のエントリーで。