高専は5年制で、卒業するには、大学のように卒業論文を書かなくてはならなかった。
卒論のテーマは、2人でソフトを1本作成することにしたので、パソコンが必須。
この時はPC-98一択。Turbo Cで開発をすることになったが、研究室に割り当てられる98はわずか。
そうすると、プログラムするために、夏休みはほぼ研究室に行かなきゃならない。
これを阻止するために、当時はノートパソコンというにはどでかく、重いPC-9801NS/T(もしくはR)をバイトして購入。
初のNEC製パソコン購入で、最後のNEC製パソコンになった。
http://www011.upp.so-net.ne.jp/kjts/9801nst.htm
モノクロ8階調で、反応速度もゲームボーイに近いぐらいの残像がバリバリの液晶に、約3キロと、今のノートパソコンからは想像できないヘビーウェイト。
学校に持っていけなくはないが、毎日は絶対に持っていきたくない重さだった。
20万オーバーだったので、HDDは非内蔵の一番安いモデルを購入。後日バイト代をためて、170MB(GBじゃないよ!)の内蔵HDDを、ベーマガの広告にあった秋葉原のショップから、通販で買ったなぁ。
当時は安くなってきたとはいえ、3万オーバーしていたと思う。
自宅でソフトの開発をするには、まったく問題ないスペックだし、学校にある98よりも速かったので重宝した。
結果、夏休みに学校に行ったのは、進捗確認で2回だけ。それ以外はほぼ毎日バイトしてた。他の研究室の面々からは、羨ましがられた。
就職で関東に行くことになり、一緒に持っては行ったけど、ほぼ使用せず、稼働はわずか1年だった。