“RUN” それは魔法の言葉

私とコンピュータの思い出を、だらだらと綴ります。最近はHSP3でのゲーム作り日記です

思い出のゲーム達:24.スペースマンボウ(コナミ)

今回の思い出のゲームは、MSXの「スペースマンボウ」。

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このゲームは、コナミ初のMSX2/MSX2+専用シューティングであり、最後のシューティングゲームになった。

タイトルは、若干コミカルなものを連想させるが、内容は正統派シューティングゲーム
基本は横スクロールなのだが、ステージによっては、上下や斜めスクロールもする。今まではMSX1のゲームだったので、8ドットカクカクスクロールだったのだが、MSX2MSX2+対応なので、スムーズスクロール♪
MSX2は、ハードウェア的に縦スクロールしか機能がないのだが、そこはコナミ。なんと、画面表示位置を微調整する機能を巧みに利用して、横方向のスムーズスクロールもやってのけた。(MSX2+はハードウェア横スクロールも搭載)

パワーアップは、赤い編隊などを倒すと出てくるカプセルで行う。
スピードアップ、ショットの威力をアップする赤カプセル、オプション、ワイドショット(ニードルショット:前方弾)、ブラックホール弾が繰り返しで出現する。
ショットの威力は、時間経過とともに下がっていくので、常に赤カプセルはゲットしつつ進めることになる。
オプションは自機の上下に付いて、ボタン操作で前方、上下、後方とショット方向を切り替えられる。

1ステージ目からクオリティの高いグラフィックとステージ構成に、本気で作っていることが感じられた。
巨大な戦車タイプの戦艦を横だけじゃなくて縦、斜めスクロールしながら進んで、画面の半分ぐらいある大きさのボスとの対決。
そして、なんといってもSCC。コナミのゲームにはほとんど搭載されたSCCが奏でるBGMも、カッコよかった。

スクロールと絡めたギミックや、高速スクロールステージなど、仕掛けも豊富。そして、適度な死にゲーで、パターンを構築していく楽しさがある。復活も容易なほう。
ラスト手前の、小惑星を盾にしながらの、奥様うっとり極太レーザーwからの、巨大マンボウとの対決がカッコイイ。

もともと、MSX版のサンダークロスを作っていたものがこのゲームになったらしい。そして、アーケード版サンダークロスIIに、このゲームのギミック、ステージが逆移植されている。サンダークロスは、オプションの扱いがあまり好きではなく、ほとんどプレイしていないのだが、プレイしてみたくなった。