“RUN” それは魔法の言葉

私とコンピュータの思い出を、だらだらと綴ります。最近はHSP3でのゲーム作り日記です

18.MSXでのプログラミング

MSXに搭載されていたMSX-BASICには、ポケコンのBASICとは比べものにならないぐらい、多くの命令があった。(そりゃそうだ)

特徴的なのは、スプライト機能。ファミコンなどのゲーム機では当たり前だったが、この頃のパソコンでは、MSXぐらいしか搭載されていない機能だった。
PC-88などでは、キャラクターも背景もすべてグラフィックとして書くので、背景の上に重ねて、自キャラを書いていく。
キャラが移動すると、前に表示していた場所のキャラを消して、次の位置にもう一度書くといったことを繰り返す必要があった。
スプライトは、キャラクターを背景の上に、透明のセル画を重ねるように表示する。スプライトは背景とは独立しているため、移動位置を指定し直すだけで、背景には影響せずに動かせた。
水平方向に同時に表示できるのが4枚で、5枚目以降は消えるという仕様だったけど、自分でデザインしたキャラクターを自由に動かせることが楽しかった。

音楽や効果音も鳴らせるし、一気に表現力が広がったことで、逆にポケコンで楽しんでいた想像することが少なくなったかな。

MSXでのプログラムをマスターする上で、一番最初に読んだのはこれ。
こんにちはマイコン
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私の世代では知らない人はいないであろう、ゲームセンターあらしの登場人物たちが、パピコンPC-6001)のゲームプログラムを作る指南マンガ。のちにMSX対応版が発売されたので購入。非常にわかりやすく解説されていたと記憶している。

次は、アスキーから出版されていた、「MSXポケットバンク」シリーズ。1冊ごとにテーマがあり、自分が欲しいものだけを買って読めた。
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ゲーム集、テクニック解説、ハードウェアに近いところでグラフィックを制御するための本、マシン語入門など、多岐にわたっていた。
半分ぐらいは買って読んでたなぁ。